イケメン学園~恋の行方~
「瞬は・・・・いい奴だよ。」
「えっ?」
「ほら、俺より男らしいし。玲香とお似合いだよ?」
・・・・・私、なんて馬鹿なんだろう。
ちょっと期待してた。
もしかしたら、楓はもっと違う言葉を掛けてくれるんじゃないかって。
でも・・・・
そんなことなかった。
楓は私のことどうも思ってない。
優那ちゃん以上に思ってない。
「そっか。じゃー瞬と付き合ってみようかな?」
わざと明るく振舞った。
今にも涙が零れ落ちるくらいだったから。
「・・・・嬉しいな!俺の友達と玲香が付き合うだなんて。」
楓は私の顔を見て笑顔でそう言った。
私は走って教室を出た。