イケメン学園~恋の行方~
工藤賢吾
俺は、工藤賢吾。
楓とは違って、明るい性格じゃないし、
潤とも違って、女のハートをすぐにゲットできるわけでもない。
そして、
蒼空とも違って、好きな女に速攻アタックできるわけじゃない。
けど、
「賢吾先輩!」
「愛梨。」
俺にはもったいないくらいの彼女がいる。
愛梨は、俺が小さいときのことも知っている。
愛梨は俺の・・・・・。
「今度、優那がWデートしないっかって言ってましたよ?」
「俺にも言ってきた。」
「まぁ、優那はほんとに照れ屋だから、慣れるのに時間がまだ必要なんですよ。」
「そうだな。」
俺は、言葉でなにかを言うとか苦手だ。
みんなから、無愛想だって言われてるかもしれないけど、
愛梨が分かってくれてたらそれでいい。