イケメン学園~恋の行方~
「分かんない。」
ちょっと、冷たく言い過ぎたか。
「ですよね・・・。」
落ち込む優那ちゃん。
俺は優那ちゃんにこんな顔させたいわけじゃない。
「・・・・じゃあ、今度聞いといてあげる。」
俺にできる精一杯のこと。
「いいんですか?」
明るくなる優那ちゃん。
こんな優那ちゃんを見てしまったら・・・・
「うん!優那ちゃんのためだしね!」
俺は嘘をついた。
たしかに優那ちゃんのためかもしんないけど、
心からそう思えない自分。
「ありがとうございます!!」
女の子ってずるいよな。
特に優那ちゃんは。
俺はむしょうに泣きたくなった。
だから急いで部屋に向かった。