イケメン学園~恋の行方~
俺は次の日の放課後、愛梨を待っていることにした。
この前と同じ場所で。
すると、
「あれ・・・・?愛梨の彼氏さん・・・・?」
俺に話しかけたのは、この前、愛梨を抱きしめていた男だった。
「愛梨なら、今日休みですよ。」
またかよ。
体調、悪いのか?
部屋にまで行ってあげたいけど、今の俺だったら、きっと愛梨も迷惑だよな。
「先輩、時間いただけますか?」
さっきまでの軽い感じじゃなくて、その男の目は真剣になった。
だから、俺も断らなかった。
俺とその男は、特別寮の基地内で話すことにした。
女子達がうるさいからな。