イケメン学園~恋の行方~

勉強が終わると

優那がリビングのテーブルで寝ているのが見えた。



「・・・優那ちゃんと蒼空くんって付き合ってるんでしょ?」


「あぁ。」


「新しい恋とかしないの?」


「俺は、優那の隣にはいなくても優那を陰から見ていられる、今はそれだけでいいんだ。」


俺の顔には、いつの間にか笑顔が出ていた。


好きな人の幸せを願うって最初は大変だったけど


今なら大丈夫。



「じゃあ、あたし、帰るね。」


「送ってく。」


「大丈夫だから!!!それに、潤が女子寮の前に来ちゃったら大変でしょっ?」


たしかに・・・・。

でも、朱里も心配だ。


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