いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
あなたのことは好きです。


でもその好きがどこまでなのか、
恋愛なのかがわからない・・・
あなたはお兄ちゃんを越えられない、
お兄ちゃん以上に好きではない。
だからこの想いが恋愛なのかがわからないんです。


でも、嫌じゃない・・・
あなたに抱かれること・・・

ごめんなさい、あなたを
利用するようなことになって・・・
でもこうしないといけないんです。

こうして、お兄ちゃんを諦めるしかないんです。


きっとこれが自然の流れなんです。



ごめんなさい、桝田さん・・・


その夜、楓花は女になった。


雄志を忘れるため、
自然の流れに沿うために・・・


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