いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
何度見て来ただろうこうゆう光景を、
まるで何もかもが
終わってしまうようなこの光景を・・・


私たち家族は借金から逃れられない、
この悪夢からは逃れられないんだ。


父親を止めれない限り、
私たちに明るい未来はやって来ないんだ。



「もう・・・ダメだ・・・」


楓花も力が抜けたようにその場にへたり込んだ。



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