いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
「じゃあ行ってくるわ。」
「うん、いってらっしゃい。」
でも、外に働きに出るお兄ちゃんは
輝きを取り戻す、
生き生きとしてすごく楽しそう。
まるで鳥かごを抜け出した鳥のように・・・
外に働きに出ることだけが
お兄ちゃんの心を繋ぎ止めている。
働くことだけで精神を保ってるなんて
ちょっと悲しいけど、
お兄ちゃんに自由に使える
お金もないし時間もない。
働く時だけが唯一、
父から逃れられる時間なんだ。
お兄ちゃん・・・
そんな毎日でも文句一つ言わず
頑張ってるお兄ちゃんを見ると
胸が苦しくなる。
お兄ちゃん、私がついてるからね。
頼りない私だけど、
私がずっとそばにいるからね。
いつだって私のそばにいてくれたお兄ちゃん、
私を守ってくれたお兄ちゃん、
今度は私が守る番だよ、お兄ちゃん。
楓花は仕事に向かう雄志の背中を
いつまでも見送っていた。
「うん、いってらっしゃい。」
でも、外に働きに出るお兄ちゃんは
輝きを取り戻す、
生き生きとしてすごく楽しそう。
まるで鳥かごを抜け出した鳥のように・・・
外に働きに出ることだけが
お兄ちゃんの心を繋ぎ止めている。
働くことだけで精神を保ってるなんて
ちょっと悲しいけど、
お兄ちゃんに自由に使える
お金もないし時間もない。
働く時だけが唯一、
父から逃れられる時間なんだ。
お兄ちゃん・・・
そんな毎日でも文句一つ言わず
頑張ってるお兄ちゃんを見ると
胸が苦しくなる。
お兄ちゃん、私がついてるからね。
頼りない私だけど、
私がずっとそばにいるからね。
いつだって私のそばにいてくれたお兄ちゃん、
私を守ってくれたお兄ちゃん、
今度は私が守る番だよ、お兄ちゃん。
楓花は仕事に向かう雄志の背中を
いつまでも見送っていた。