いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
「勝彦くんにはホンマ申し訳ない。
ちゃんと謝っておいてな?」


「うん。」


「ホンマは家に呼んで
食事でもしたいんやけど・・・」


「ええよ、それは。」


「そうやな、付き合ってるわけじゃ
ないねんもんな?」


「うん・・・」


お兄ちゃんはなんだか申し訳なさそうにしてるけど、
これは私と勝彦の問題だから。


お兄ちゃん、ありがとう。


私はいつもの待ち合わせの場所へと向かった。


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