いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
「楓花、そんなこと言うな・・・」


「ごめん、勝彦に失礼だね・・・」


「ちがうっ!!」


「えっ!?」


「自分のことを安売りするようなこと言うな!!」


「勝彦・・・」


「もっと自分を大切にしろ。」


勝彦・・・


楓花の目から涙がこぼれ落ちた。


そんな楓花に勝彦はそっとハンカチを差し出した。


「もう、二度とそんなこと言うな。」


「うん・・・うん・・・ごめん・・・」


勝彦はやさしく微笑んだ。


なんか勝彦、お兄ちゃんみたい、
いつも勝彦に甘えてばかりだね・・・



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