いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
秘密

秘密 (雄志side)

「はぁ・・・」


昼休み、雄志は一人ため息を吐いていた。


楓花に酷いこと言ってもうたなぁ・・・


『あいつは昔から、今だって俺の唯一の味方や!!』


ずっとそばで俺を励ましてくれたのは楓花なのに、
ちょっと奈緒子を悪く言われたかって・・・俺は子供か。


そう一人でツッコミながら後悔した。


ただ俺は妹と彼女ということを
分けて言ったつもりだったんだけど。


『わかったよ、お兄ちゃん・・・』


楓花のあの悲しそうな顔・・・俺は最低や。


「はぁーっ・・・」


そしてまたため息をついてると、
♪♪♪♪♪
と、携帯が鳴った。


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