いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
二人はケーキ屋を目指し手を繋ぎながら歩いた。


「ねぇ、ホンマに美味しいん?」


「うん、たぶん・・・」


「たぶん? 何それ? 
美味しくなかったら罰ゲームやで!!」


「はぁ? なんでやねん!!」


「そりゃそうやろ? こんだけ期待させてんから。」


「ええ~っ!! じゃあ期待するな!!」


「無理!!」


「そんなぁ・・・」


泣きそうな表情で楓花を見る勝彦。


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