いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
「いくら家のことが大変だからって、
子供ができたこと言わないなんておかしい!!
まるでお兄ちゃんに責任能力がないみたいじゃないですか!!
お兄ちゃんを信じられなかったんですか?」
「ちがう!! そうじゃない・・・」
「そんなの、お兄ちゃんへの侮辱です!!」
楓花は少し強い口調でそう言った。
「ちがうの・・・雄志を信じなかったわけじゃない。
ただ私が雄志の負担になりたくなくて・・・」
「負担だなんて・・・
お兄ちゃんがそんなこと言うはずがない!!」
「わかってる、わかってるよ。
でも家のことを理由に別れを切り出して来た雄志に
どうしても言えなかったの!!」
奈緒子さん・・・
楓花はその時のことを思い出した。
そうだ、別れを切り出したのはお兄ちゃん。
あの時は本当に辛くて大変な時だった、
そのことを思い出すと、楓花は言葉が出てこなかった。
子供ができたこと言わないなんておかしい!!
まるでお兄ちゃんに責任能力がないみたいじゃないですか!!
お兄ちゃんを信じられなかったんですか?」
「ちがう!! そうじゃない・・・」
「そんなの、お兄ちゃんへの侮辱です!!」
楓花は少し強い口調でそう言った。
「ちがうの・・・雄志を信じなかったわけじゃない。
ただ私が雄志の負担になりたくなくて・・・」
「負担だなんて・・・
お兄ちゃんがそんなこと言うはずがない!!」
「わかってる、わかってるよ。
でも家のことを理由に別れを切り出して来た雄志に
どうしても言えなかったの!!」
奈緒子さん・・・
楓花はその時のことを思い出した。
そうだ、別れを切り出したのはお兄ちゃん。
あの時は本当に辛くて大変な時だった、
そのことを思い出すと、楓花は言葉が出てこなかった。