いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
「お兄ちゃん!!」


「楓花!!」


楓花が病院に着くと雄志と母親が
ICUの前で落ち着かない様子で座っていた。


「お兄ちゃん、お父さんは!?」


「うん・・・今治療中だ。
これから検査とか行うらしい。」


「そう・・・」


「先生が言うには脳梗塞だろうって・・・」


「脳梗塞・・・?」


お父さんが・・・
そんな・・・


楓花はショックだった。
どんなに憎んだ人でもたった一人の父親。


あんなに強いお父さんが・・・


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