いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
「ねぇ勝彦。」


「んっ!?」


「私が幸せにしてあげるからね。」


そう言って楓花はニコッと微笑む。


「フッ、楓花、それは俺が言うセリフやろ?」


「ヘヘッ」


呆れて笑う勝彦に楓花はベッと悪戯に舌を出した。


「お仕置きや!!」


すると勝彦は楓花を自分の方へと向かせると、
そっとキスをした。


「おっ、おい!!」


まだ神父の元へも辿り着いてないのに
くちづけを交わす二人。


「何やってるねん!!」


雄志が慌てて止めに入る。


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