いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
えっ!?


楓花は誰かを見つけたのか
目を大きく見開いた。


「お兄ちゃん・・・?」


「えっ!?」


楓花の驚きように桃子も窓の外を見る。



二人の視線の先には雄志と
すらっと背の高い綺麗な女性が立っていた。


「雄志さん?」


桃子がそう楓花に尋ねた瞬間、
その女性は雄志にキスをした。



あっ・・・!!


楓花はそれを見て固まった。


まるで楓花だけ時間が止まったかのように
ただ二人を見て固まっていた。


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