いつかはお兄ちゃんと、バージンロードを歩きたくて・・・
「雄志さん、大胆だね・・・?」


桃子は雄志に目を取られながらそう言うと、


ガタンっ!!


楓花は荷物を持ち立ち上がった。


「楓花!?」


そして楓花は何も言わずにカフェを出て行った。


「ちょっ、ちょっと楓花!!」


桃子は急いで楓花の後を追う。


「待って楓花ぁ!!」


しかし桃子が店の外へ出た時は
楓花の姿は見えなくなっていた。


「楓花・・・」


桃子は楓花の走り去った後を心配そうに見つめた。



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