幸せになってね、大好きだった人。
次の日、駿哉に手紙を渡した。


その日の休み時間、駿哉に呼び出された。



「手紙ありがとう。」


「お前の気持ち凄い嬉しい、
けど、ごめん。」


「俺、好きな人がいて…。
お前のこと嫌いなわけじゃないから。」



ヤバイ、泣きそう…。


でもここで泣いたらダメだよね;;


笑顔でいなきゃ。


「わかった。ありがと!ごめんね。



精一杯の笑顔を作ったつもり。


出てきた言葉はめちゃくちゃだけど、


今気持ちを緩めたらないちゃうから。



そのままあたしは、彩芽のところに向かった。


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