一人睨めっこ
四節 友情
『もう朝だな……』
優兄が呟いた。
『眠いよぉ〜』
駿兄がそう言って布団を被った。
寝る気満々だな。
『私も眠い! 暫く寝よ!!』
葛西はさっさと部屋に戻った。
『そうだな、葛西の仮説が正しければ夜まで心配はいらないからな』
「うん……」
何だか皆に迷惑をかけているので、申し訳ない気持ちになった。
『じゃあ戻るかー!』
淳が部屋を出たので、俺も後をついて出ていった。
俺は部屋のドアを閉めた。
『じゃあ寝るか駿――ってもう寝てるし』
優兄の声がドア越しに聞こえた。
淳の部屋に戻った。
「なぁ淳」
『あー?』
「俺は、淳の友達か?」
『は?』
「友達で、いいのか?」
『友達なんかじゃねぇよ』
え――――。
『落ち込むなよっ! “友達”じゃなくて“親友”だって言ってんだよ!』
淳はそう言って布団に潜った。
淳の顔は少し赤かった。
「……照れてる?」
ってか言われたこっちも何だかこそばゆい。
『そりゃ恥ずかしいだろ!!』
認めた……。
優兄が呟いた。
『眠いよぉ〜』
駿兄がそう言って布団を被った。
寝る気満々だな。
『私も眠い! 暫く寝よ!!』
葛西はさっさと部屋に戻った。
『そうだな、葛西の仮説が正しければ夜まで心配はいらないからな』
「うん……」
何だか皆に迷惑をかけているので、申し訳ない気持ちになった。
『じゃあ戻るかー!』
淳が部屋を出たので、俺も後をついて出ていった。
俺は部屋のドアを閉めた。
『じゃあ寝るか駿――ってもう寝てるし』
優兄の声がドア越しに聞こえた。
淳の部屋に戻った。
「なぁ淳」
『あー?』
「俺は、淳の友達か?」
『は?』
「友達で、いいのか?」
『友達なんかじゃねぇよ』
え――――。
『落ち込むなよっ! “友達”じゃなくて“親友”だって言ってんだよ!』
淳はそう言って布団に潜った。
淳の顔は少し赤かった。
「……照れてる?」
ってか言われたこっちも何だかこそばゆい。
『そりゃ恥ずかしいだろ!!』
認めた……。