一人睨めっこ
「って言うか――」
『なんで霊感の無い自分にも僕が見えるのか、って?』
こっ、心を読まれた!!?
『勘だよ』
また!!
年下とは思えない……。
『まぁその答えは僕にも分からないけど』
「分かんないのかよ……」
『とりあえず知っといて欲しい事は、まず……僕は交通事故で死んだって事』
真奈美の母親と同じだ。
『それと、僕は姿を消したり現わしたり出来る。出来るようになったのは最近だけど』
それでさっき俺達の前に……。
『姿を現した状態でも、大人に僕の姿は見えない』
え…………。
『僕と優も3年後には知依の姿が見えなくなるんだ……』
見えなくなる。
聞こえなくなる。
今までそこに居たものが。
駿兄は、悲しそうに言った。
『――あと』
チイラがその暗い雰囲気を消し去るように言った。
『物を自由に操れる』
「え?」
思わず、聞き返す俺。
えーと……どういう事かな?
『つまり、こういう事』
そう言ってチイラはある一点を指差した。
『なんで霊感の無い自分にも僕が見えるのか、って?』
こっ、心を読まれた!!?
『勘だよ』
また!!
年下とは思えない……。
『まぁその答えは僕にも分からないけど』
「分かんないのかよ……」
『とりあえず知っといて欲しい事は、まず……僕は交通事故で死んだって事』
真奈美の母親と同じだ。
『それと、僕は姿を消したり現わしたり出来る。出来るようになったのは最近だけど』
それでさっき俺達の前に……。
『姿を現した状態でも、大人に僕の姿は見えない』
え…………。
『僕と優も3年後には知依の姿が見えなくなるんだ……』
見えなくなる。
聞こえなくなる。
今までそこに居たものが。
駿兄は、悲しそうに言った。
『――あと』
チイラがその暗い雰囲気を消し去るように言った。
『物を自由に操れる』
「え?」
思わず、聞き返す俺。
えーと……どういう事かな?
『つまり、こういう事』
そう言ってチイラはある一点を指差した。