解けない方程式なんて作らないで(仮)
「先生の話」


今は帰りの会真っ最中。


「えーっともうすぐ4月も終わって5月になるけど5月になるってことは中間テストが近いってことだからみんなもちろんちゃんと毎日授業聞いてるよな?あっウソついてもわかってるとおり俺すぐわかるからな…?」


今一瞬永太先生がこっち見た気がした。


「ってことでこれからも自覚をもって行動するようにってことで…以上!!」


てな感じでいつもどーり終わっていつもどーり帰る…ってのが日課。


「最近いいことないねー…って遊美聞いてる!?」


そうだ、今は優愛と帰ってるとこだった


「あー…聞いてるよ」


「本当?…最近どうしたん?」


やっぱ優愛に言うべきだよなぁ


「んーいや、たいしたことちゃうんやけど勉強だよ」


「遊美って勉強で悩むの!?」


「やっぱ言うと思った」


想像通りだから特に驚かないケド優愛は想像以上に驚いてる。


「っで…どしたん??」


「数学やっぱあの先生ってか主任ぢゃダメだなーって思って」


「あーうちはそっちの先生の方が楽だから好きだけど」


「Meには合わないみたい…」


「そっかー逆だったら良かったのにね」


ほんとだよ…変えられるのなら是非変えてほしい。


「もー中間だめだ…」


「まだ時間あるから自力でまず頑張れ!!良かったら手伝うし!」


「マヂありがとー!!優愛神!!」


この仲は誰にも破られないんだから。

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