解けない方程式なんて作らないで(仮)
「よくない!!」
思わず叫んで立っちゃった。
「なんで?永太先生は人に言えトヵ言っといてさ、何で自分は言わないの?そんなにMeのこと信用できないの?そうならそうでいーよ。失礼します」
言い過ぎたかと思ったがそんなん関係ない。
出て行こうとドアに手をかけると、腕を掴まれて
「ごめん。遊美のこと信用してなかったわけではないんだ。ただ俺の問題だからおれ自身で解決したくって」
「ぢゃあ何?Meも自分で解決したいと思ったら一人で何でもかんでもやっていいの?そしたら単なる自分勝手になっちゃうぢゃん。たしかに頼りにはならなすぎるかもしれないけどさ、人の役に立ちたいって思うのは誰だってそうでしょ?」
やばい。涙でてきそう
「本当ごめんな。そこまで深くは聞かないけどさ俺の授業って楽しい?わかりやすい?」
本当に急にどうしたんだろう。
「うん。社会の先生として絶対ありだね。ウケるときあるし(笑)」
「ありがと」
「なんでお礼言われんの?」
「俺の授業つまんないのかなーって思ったり。みんな表面は笑ってくれるけど実際どうなのかなって。まぁ遊美のその一言が聞けてよかったよ」
何なんだ。やっぱ永太先生どうかしてる。
でもこれ以上干渉するのはどうかと思うからとりまやめるけど、また何かありそうだったら聞いてみたい。それで相談される側の人間になりたい。
「ぢゃあ俺の話は終わり!授業行くか!」
そうだった。1時間目は社会だ。
今自習にしてるんだと思う。
この話昼休みでもよかったんぢゃないのかなって思うけど
永太先生見てると早めで良かったのかなって。