解けない方程式なんて作らないで(仮)
『おせーよ』


いや、メッチャ急いできたつもり…つっても歩いてきたけどさ。


『行くぞ』


ちょっと待った。行くってどこに?


正門出て右に曲がって…って


「どこ行くの!?」


『どこってお前ん家だけど?』


なんでこの人当たり前のように答えてんだ??


『さっさと歩け』


歩いてるっつーの。そんな歩幅でかくないし!!


っでそっから10分ぐらい歩くと


ついた。


っでそのままズカズカと家に入ってく。


『お前いるもん何?』


「いや、いるから捨ててないんだって」


『はぁ。ぢゃあ俺ん家送らせるぞ?とりま今日から俺の家来い。明日必要だと思うものだけ持って来い』


とか行ってリビング行っちゃった。


仕方ないから必要そうな物だけとりま持ってくか。


つっても基本学校の物とかやけど。


「終わった」


『よし、ぢゃあ行くぞ…ってお前何その荷物』


「えっ?必要な物って言ったから」


何でそんな疑問そうな顔してるの?結構減らした方だったんだけど。


『そのバッグ何入ってんの?』


先生はMeが持ってたバックパックを指した。


「これ?これ用具とか」


『なんの?』


「サッカーだけど?」


『え?何でサッカーのなんか持ってくの?それぐらい俺ん家にあんだけど』


いや、あるとか言われてもさすがにシューズトヵは…


「だって今日練習あるし。いるでしょ普通」


『はい!?練習!?お前クラブ入ってたの!?』


そんなに驚かなくたって…


「あれ?言ってなかったっけ?」


『初耳。まぁいいや、とりま行くぞ』


また歩くのか。ってか何で…?


外に出ると何故か先生の車が止まってた。


『あーっと。多分車のこと疑問だろ?もってこさせた』


へー。


そうだよね。


勝手に車が動くわけないもんね。


『乗れ』


そっから何分か忘れたけど先生の家についた。



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