解けない方程式なんて作らないで(仮)
現在は昼休み。


俺は職員室に来るようにって永太先生に伝えてもらったハズなんだけど来ない。


せっかく人がすぐに来てやったっていうのに何なんだ?


ちょっとアイツのクラス行くか。


ガラッ


「あっ…」


おぉ、やっと来たか。。


『お前遅い、10分遅刻なんだけど?』


「…すいません」


まぁこの感じからだと想像はつくけどな。


『どーせ捕まってたんだろ?』


「まぁ…」


ビンゴ!


ってそれより…えーっと相談室の鍵…あった。


『行くぞ』


こいつ今日どうしたんだぁ?


朝は何もなかったし…


ってか今日に限らず最近ってとこか。


気になる…って何で俺朝からこいつのことばっかり考えてんだ?


一緒に住み始めたからか?


「先生」


『ん?どした?』


「どこまで行くんですか?」


『え?相談室だけど』


何でこいつ飽きれてるんだ?


…ヤッベ。


進みすぎた。もう理科室の前まで来ちゃった。


『わりー、戻ってくれ』


考え事しすぎたな。


でもやっぱこいつおかしいよな。


いつもならてきとーに突っ込んでくれるんだけど。




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