解けない方程式なんて作らないで(仮)
「もうわかんなーい(泣)」


はい、朝からはちょっと無理あったんで昼過ぎからずーっと勉強です。


『お前なぁ…数学がダメってゆーよりやっぱ、日本語だよな』


うっ…たしかにメッチャ日本語は苦手ですけど。


本当に自分、日本人なのかなぁ…なんつって。


『だから―――』


先生もよく疲れないよね…凄いよ、本当に。


『ぢゃあ最後に小テストやるぞっ!!』


これで8割がた合ってればいいんだよね。


これは…さっき先生が解説してくれたやつだ。


『終わったみたいだな。お前計算だけはやっぱ速いよな』


そうなんです。


何か計算だけは他の人よりもメッチャ速いんです。


合ってるかは別としてね。


『おっ!!あー…ん!?』


何なんだこの反応は。


『おぉ!!スゲーぢゃんか』


「何点なの?」


『49点ある』


…それっていいのか?


いや、たしかに8点よりかはかなり成長してますけど。


ってか何かあと1点欲しい点数だね。


『まぁ…お前にしてはまだだけどとりあえず上がったぢゃん?』


そりゃ8点から下がってても困るけどさ。


『とりあえず終わり!!次は70点以上だな』


先生の教え方はたしかに上手い。


ただ、自分の理解力トヵ色々欠けてるため点数が取れてないだけ。


頑張らなきゃな。


せっかく教えてくれてるんだし。


結果を出さなきゃ。





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