解けない方程式なんて作らないで(仮)
職員室行こうと思ったら廊下に先生がいた。


『おせーよ』


はい?


超真っ直ぐ学校に向かってきたんですけど?


『ってウソだよ。永太先生待ってっけどお前練習終わったばっかで疲れてない?』


疲れてるってゆーか…まぁそりゃ今日紅白戦したから練習はたくさんしたけど…


「大丈夫ですけど…永太先生が待ってるってどゆことですか?」


『お前に聞きたいことがあるって』


聞きたいこと?


何かあったっけ?


ってか何かやらかしたっけ?


…記憶上は何もないから大丈夫なはず。


「おっ、遊美来たか。とりあえず練習おつかれ」


おつかれって言われてなんて言ってったっけ?


「ありがとうございます?」


「何で疑問系なんだよ(笑)」


やっぱり?


「っで今日は俺とお前と松神先生の3人で話すからなー」


何で笑顔なんですかぁー


ってか2:1って余計に怖いしっ!!


というかいっつもこの時間って先生と永太先生しかいないのかなぁ?


『話すってゆーかさ、お前最近何かあった?』


「へ…?」


最近何かあったってどゆこと!?


悩み相談的な?


先生が好きとか…?


いやいやいや、それ本人目の前にして言えるわけないでしょ!!


『ここんとこ何か変ぢゃない?何かあったんちゃうん?』


「・・・」


『まぁ、無理に話せとも言わねーけどさ』


…喋りたいのは山々なんやけどさ、


何か怖くって…




< 66 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop