隣に君がいるから


ガチャリと家の鍵を閉め、悠磨と並んでバス停までゆっくり歩く。



『……ワンピース』


悠磨がボソッと声を発した。


『へ?』





『……似合ってるけん』

















――顔を赤く染めた男女が二人






バスが来るまで、お互い一言も喋らなかった。






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