隣に君がいるから
んー、っと曖昧な返事が返ってきた。
悠磨がこちらを見ていないことを確認して、私は着替え始めた。
『ん、可愛い』
着替え終わった私の姿を見た悠磨は柔らかく微笑んだ。
大きな手で、私の頭をくしゃっとする。
『ちょッ、くずれちゃ…』
『綺麗な髪だな』
悠磨はまた、柔らかく微笑んだ。
高鳴る胸が悠磨への想いをあらわしているようで。
『ご飯食うぞ』
『……うん』
“好き”って気持ちが、大きくなっていくばかりだ。
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