隣に君がいるから
『これから毎日お邪魔するんだけん、そがんこと言わんでよかばい』
“毎日”という言葉に嬉しくなる私
悠磨の背中に頬をくっつけて、口元を緩ませた
『あー、汗臭くてごめんな』
『ううん、大丈夫だよ』
むしろ、汗の匂いなんか全くしない
悠磨ん家の匂いがして、とても落ち着く
『なぁ、彩芽』
『ん?』
『方言分からんかったら、適当にうなずいとけよ』
『あ、うん』
方言……かぁ
悠磨が言う方言は、だいたい理解してるから多分大丈夫だとは思うけど……
……大丈夫かな