隣に君がいるから
歩きながら、クラスの人たちのことを聞いていた
だけど、悠磨と私が同じクラスになれるって決まってるわけじゃない
それを悠磨に言うと
『同じクラスに決まっとる』
自信満々な声で返事をされた
そしてあっという間に校長室前に来た
『俺、待っとくけん』
『ありがと』
パッと離れた私たちの手
少し寂しく感じたが、隣にいる悠磨が微笑むから安心した
そして悠磨と繋いでいた手で、ドアをコンコンとノックした