夏の恋に約束



「いやだぁ。恥ずかしいよぉ」


「いいじゃん、ちょっとくらい」




――バキッ!



いけない、つい割り箸を折っちゃった。



昼間っから、学校でイチャつかないで欲しいわ。



「まったくも~」


目の前で、あんなラブラブ見せつけられたんじゃ、たまらない。



立ち上がると、扉を開けて、階段を降りた。



「屋上に行ったのが、間違いだったなぁ」




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