夏の恋に約束


大地に連れて行かれたのは、道を外れた土手だった。



穏やかな、山の水が流れている。



ここまでなら、かろうじて明かりが届く距離。



何を言われるんだろう。

やっぱり、彼女を裏切れないとか?



怖いよ。



不安と緊張とで、胸がバクバクしてきた。




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