私のひ・み・つ❤
〈薫said〉
「このクッキー美味しいですね」
「それはよかったわ~あ、紅茶でいいかしら?」
「あ、はい。お願いします」
「それじゃあちょっと待っててね」
う~ん、このクッキー本当っ美味しい。
こんな美味しいの初めて食べたかも。
優のお母さんとお茶するのやっぱり楽しいなぁ~。
「楽しそうだな、薫」
私を見下ろすような優の声が聞こえた。
しかも少し不機嫌な声。
後ろを振り返ると優と知らない女の子が立って居た。
その子の目はキラキラ輝いて見えた。
・・・・・ん?・・何処かで見覚えがあるような~。
「キャーキャー!!本物だぁ!!アイドルの薫だぁ!!」
いきなり叫ばれてビックリしているとその子が私に抱きついて来た。
確か優のお母さんにも抱きつかれたよね。
「おい麻美、薫がビックリしてんだろ。お袋と同じ事すんなよ」
呆れ顔の優が止めにはいる。
「えぇ~だって~本物が目の前にいるんだよ!?優兄の彼女って本当だったんだ!!」
「だから、さっきも言っただろう。 はぁ~悪りぃな薫、こいつ俺の妹なんだわ」