私のひ・み・つ❤


〈優said〉


今日は待ちに待った結婚式の撮影のシーン。

俺はここで薫にプロポーズしようと思っている。
承諾は監督にもらっている。
なんせ、楽しい事が大好きな監督は俺の演技に反対しない。
逆に面白がって褒めてくれる。

だから今回の事も台本には書いてない。
多分薫の事だからビックリするんだろうな~。

そんな事を思いながら着替えに行った。


「とうとう今日ね~優、プロポーズ頑張りなさいよ!!」


「おぅ、頑張るよ。リサさん」


「むふふ~薫ちゃんビックリするでしょうね」


やっぱりリサさんもそう思うよな~。
これじゃあ返事してくれるのかもわかんねぇーじゃん。

まぁ、頑張りますか。



「優~薫ちゃんすっごく可愛いくしとくって!!」


「はぁ~なんだそれ??」


突然どっかから帰ってきたリサさんが言った。

可愛くしとく??
どういう意味だそれ??


「さっき薫ちゃんの楽屋に行ったら、メイク担当の吉崎さんが張り切ってメイクしてたのよ~」


「それでっ??」


「薫ちゃんすっごく可愛かったわよ!!」






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