男子校におしのび


教室の端で座って寝ている。



男の子。



光が男の子の髪を照らす、少し茶髪。



サラサラと、風に揺れている。



体は女みたいに細く白い肌。






「ありゃあ、先約いたんだ。」


雲が残念そうにそこの席を見る。




「どうした?」





「席順は自分たちで座ったもん勝ちだってさ。」




と、雲が言うと。3人が一斉に動いた。後ろはあの男の子の隣を空け、廊下側に雲が座った。




「はい、青海は、あの子の隣決定。」



うざっ。



羽都後で、殺る。





でも、体はその子の隣に座った。





「謙喜、本当に機嫌悪いな。」



「あかんか!」
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