男子校におしのび

夏果side






「そっかぁ~良かった。陽は?」






「俺もやるよ。」





「じゃあ、明日からやってみない?」





私が提案してみると、雲と青海はすぐに首を縦に振った。




陽は苦笑いしつつも首を横には振らなかった。






「謙喜と羽都は陸上だよね。」






「おう、俺の走り見せてやるわ。」




「謙喜は県大に行くほど速えんだぞ。」






それはさっき十分見せつけられたわよ。







「それより、夏果の部屋なんか広くね?」






「そこまでないと思うけど、皆が部屋片づけないからでしょ?」




< 165 / 193 >

この作品をシェア

pagetop