男子校におしのび



私は必死に相手の顔を睨んだ。


ひるんだ様子も見せない。


むしろ私が怒ってるのを楽しんでいる。




「へ~結構可愛い顔してんだな。
そうだ、俺の彼女になったら、お前の弟の事許してもいいぞ。」




許すも何もあなた達が悪いのにムカツク‼




「だめだ、夏果は俺らのだから。」




羽都今突っ込める状態じゃない事ぐらい分かってよ。




「どうだ?なるか?」




私はせいっぱいに首を横に振った。



すると




――バシンッ――




思いっきりビンタをされた。









「俺の告白を断ったのは初めてだよ。
お前の体これに残してやる。」




……たすけて…





「お前ら女に手出していいのかよ。信じられねー。それでも男かよ‼。」

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