男子校におしのび
「ああ、その考えもありかもね。僕賛成はに回るよ。」
「ありがと、青海」
「なら、俺も、せっかく書いたし、皆に見せつけようぜ。」
結局皆賛成。
うん、これで一件落着。
「じゃ、私は体育祭サボるので…バイバイ」
私は鞄をもって呆然と立っている皆を置いていく。
まぁ、理由なんてない。ただ、行く気になれないから、行かないだけ。
一旦家に帰ろう。皆のもとに帰らないと…
変な置手紙みたいなの見ちゃったし…
「夏果ちょっと、待った。」
いつの間にか私の後ろにいた青海。ほんのり赤くほっぺたが染まっている。
「ん?何?」
「戻るのか?家に?」
この方ホントにすごい私の考えてる事ほとんど当てるし…
「うん。帰るよ。青海は体育祭頑張ってね。」