男子校におしのび
「分かったけど、私のが起きるの速いような気もするのは気のせいかな?」
図星を突かれたように顔をゆがめた…
私は思わず大笑いしてしまった。
「夏果ぁ~おい笑いすぎだ。」
「だ、だって、青海…」
「わらうな~///」
顔を赤くする青海廊下を通る人たちは不思議そうに私達をみている。
「あのな~いいかげん笑うのやめて。」
「いや~。てか、俺さきに戻ってるから。」
さっきより人が多くなってきたのは気のせいではないようだった。
3年生の進路の話し合いが体育館で会っていたようだ。
その帰りの3年生たち。
私は早くこの場から逃げ出したかった。
「じゃあ、僕も行くから待ってて。」
と言って教室の中に入って行った。