男子校におしのび


羽都の部屋は、トランプがいっぱい。




「どうしたのこれ?」



何かの賞状。



「それ、手品の賞状だよ。」



…手品!?




手品できる人が身近にいるなんて初めてだ。




「すっごいすっごい、俺に見してよ。」




「いいよ。」





私達は、奥にある黒い机に案内された。



「じゃ、賭けしない?」




「賭け?」




私が聞き返す。




「皆に秘密を暴露するの1つだけ。」








それに負けたら、私が女の子の事も言わなきゃいけないの?




どうしよう…
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