男子校におしのび


羽都の手さばきは本物のマジシャン。



「答えは♦AでOk?」



皆は絶句。



私なんて上の空。



「やっぱり凄いわ。お前のそれ。」



「やっぱり?惚れちゃう?」



「惚れるまでないかも。」




思わず口に出してしまった…



すると、皆が大爆笑。




またこの空気




「じゃあ、青海から、夏果に。」




「僕は、金持ち。」




「じゃあ、謙喜。」




「俺は、妹が3人いて、妹には超優しい自信ある。」




「次は陽、」



「俺、女が嫌い。」



「雲。」



「俺…こう見えても…男。」
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