男子校におしのび


雲ごめん。



本当に、だけど私はまだ、知られるわけにはいけないの…




家族を、背負ってるから…





「夏果ちょっといい?」





雲が、私を、呼ぶ。



「ああ、」





私と、雲は、



羽都の部屋から出て行く…








雲と私には、会話はない…







雲は顔が真っ赤だ。





私は真っ青。





< 35 / 193 >

この作品をシェア

pagetop