銀盤少年
「アソコの大きさとそれとは関係なくね?」
「関係あるって。タクさんがヤラハタ一族なんて俺は信じねーぞ」
「ヤラハタ?」
「ヤらずに二十歳」
「ぶっ! じゃあ三十路まで貫いたらヤラミソ?」
「そこは魔法使いだろ? ぷははっ!」
「もう! 人の兄貴をネタにするのは禁止!」
爆笑していた俺と仁とは対照的に、朝飛だけは膨れっ面で眉間に深い皺を寄せていた。
自慢の兄貴がヤラハタなんだと言われたら、そりゃあ良い気分にはならないだろう。
「兎に角、タク兄に彼女はいない! この話はお終い!」
「よーし、んじゃあ次は朝飛先生への質疑応答だ」
ニヤニヤと口角を吊り上げて、仁はそれはそれは楽しそうな笑みを浮かべながら、