銀盤少年

一般には知られてないが、GOEとは別にボーナス点なるものがフィギュアスケートには存在する。


革新的な技術要素が行われた時、ジャッジがそれを判定して認められればボーナスとして+2点与えられるというルールだけど、俺が知る限りそれが認められたケースは存在しないはず。


それだけ衝撃的だったのだ。カズの4Aは。


後はまあ……無事にまとめあげたという感じだ。


ルッツとサルコウはUR。2Aも減点されてるが、残りのジャンプには1~2の加点が付いている。


カズはジャンプの高さが売りだから、決まれば大きな加点が貰える。上手く減点を相殺出来た。


スピンは取りこぼしがあって二つレベル3。残りは最高評価のレベル4。


問題ないと思ったけど、回転が少し足りないと判断されたな。惜しかったなぁ。


ステップはレベル3に加点。ステップのレベル要素が緩くなったとはいえ、スピンと違いレベル4を取るのはかなり難しい。これは合格点。


最終結果は、技術点74.71。演技構成点65.32。ボーナスで+2点。

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