三日月の僕ら


その時、

1人の男があたしの腕を掴むと強く引っ張った。

あたしは遼の腕を掴んでいた手を、離してしまった。


「遼っ……」

「朱音!?」


あたしはそのまま男に押さえられる形となった。


「はるかぁ……」

「お前、朱音を放せよ!!!」


あたしが泣きながら遼を呼ぶと、

遼は男に殴りかかろうとした。


しかし、違う男に取り押さえられた。


「おい、やるぞ」


男はそう言うと、あたしを壁に押し付けた。

3、4人の男があたしを囲む。

強引に服を脱がされた。




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