FLOWER
そして放課後。

あっという間に

教室から出ていく担任。

それに続く数人の生徒。

それに続かない数人の生徒。



俺は後者の方に含まれて、

3階にあるこの教室の窓から

何気なくぼんやりと

外を眺めていた。



いまだに

太陽の光を反射して

じりじりと照っている

アスファルト。

その向こうに

幽かぁに見える

あの公園の噴水―――。






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