FLOWER
「近くにいるから、

 別に捕まえる必要が

 無いのよ。いつでも

 見張れるからね。」




背筋が凍った。


姉貴にはまだ、

あの大量の花びらが届いたこと、

もちろんその花びらの意味なんて

話していない。




「もしもだけど、犯人が

 警察さんの中にいたら、

 片方さえ…。

 つまり俊稀君さえ

 行方不明にしちゃえば、

『護衛』って名目で

 アンタを見張れるわ。」







< 136 / 262 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop