FLOWER
―――その次の日。



俺はまた

学校が終わるとすぐ、

定期テストも近いってのに

『勉強』なんか無視して、

真っ直ぐ

俊稀ん家の花屋に向かう。




「…あぁ、明斗君。

 こんにちは。」




片枝さんだ。




「どうも…。

 あ、あの、昨日の

『オオバコ』の花は…?」




「あれ、ね…。」








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