FLOWER
「明斗君は、ここに居なさい。」




少々きつい口調で、

悠真さんは言った。




「俺もアイツを探しに…‼」



「ダメよ!犯人は

 とうとう本格的に動き出したのよ⁉

 もし今も犯人が

 あなたを狙っているとしたら、

 あなたが外に出たら

 犯人の思うツボじゃないの。」




最後の方は、少し

なだめるような口調だった。

怒鳴り散らしても

俺には無意味なことくらい

重々承知なのだろう。







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