FLOWER
「ちょっと!

 明斗君、

 あなたのことを心配して

 来てくれたのよ?」



「…正直、有難迷惑…。」



「はァ…?」




俺だって人間だ。

多少はキレる。

言い返したいときもある。

が、言い返せなかった。



隠れていて見えなかった。

俊稀の手元から、

光るものが―――。









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